[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)
映画を見終った人むけのレビューです。
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2002年GW最終日新宿にて鑑賞。久しぶりに日祭日に映画館に行く。満員。 3時間の長丁場。最前列周辺の席からは延べ10人以上の途中外出者が。 そのうち同じ男性が数回そそくさと場外へ。携帯なのか?
で…作品なのですが、俯瞰からの美しい背景のショットや指輪に魅入られて(のみこまれていく)シーン、リブ・タイラーの英語でないセリフカットの色っぽさ、巨大な石像や鉄砲水などは美しいと感じました。
が、ですね。全く作品に入っていけないのですよ。
1.まず説明部分が原作体験者向きになっていること。 さらっと説明してくれるでなく、くどくもなく 「原作読んでいる人はわかるよね!」という感じ。 まあ尺の事を考えれば全部で9時間とはいえ仕方がないのでしょうけれど。 (僕は原作未読です)
2.種族間の特徴が鮮明に描き分けてあるぶん、 同じ種族内の人の見分けがつきませんでした。 (日本人から見てフランス人とイギリス人の区別が付きにくいような)
3.原作の世界観が分からないので、甚だ勘違いな意見かも知れませんが せっかくファンタジーの世界を描いているのに、そのファンタジーの住人の食べ物が 「アップルパイ」だったりすること。これは醒めた。 馬や剣やバイキングのような鎧は許すにしても…う〜ん。
4.指輪の魔力よりもなによりもガンダルフ-魔法使いの魔力の方が 凄いことに感じられた。寿命とかね。
5.もう少し起伏が欲しかったです。山ばっかり。という感じで。
6.座席のせいかも知れませんが(最前列右脇)、画面が暗く感じました。 オークが襲ってくるところやら暗くて早くて何がなんだか…。
7.単に高所恐怖症で<蛾>が嫌い、なだけなのかも知れませんが…。
…大変長く辛い旅-3時間になってしまいました。 ということで僕はこの先の旅への参加は辞退させていただきます。 (たぶん。) 西洋ではポピュラーなようですが、ガイドブック-原作もたぶん挑戦しないでしょう。ファンの方、ごめんなさい。
P.S. プレデターのようなオークたち。 ばったばったとなぎ倒される様、 最近何かで見たな…とおもったのですが、 『ブラックホークダウン』における ソマリア民兵の描き方みたいに感じました。 もちろん今作においてはバッタバッタ倒されるべきキャラとして 作られていて当然ですけど。
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