シネスケの採点で言ったら★1を見る前から付けるつもりで、何も考えずに見始めました。映画がスタートした瞬間からリュック・ベッソンの脚本家としてのセンスの無さを露骨に披露。在り来たり、面白くない、白ける、そんなギャグを散りばめて、相変わらず・・・。『キス・オブ・ザ・ドラゴン』や『ＹＡＭＡＫＡＳＩ』、そして『ＷＡＳＡＢＩ』と、台詞回しもイマイチで、こうもいい加減な脚本を連続に書き続けて、「オレはいい映画を作りたいだけだ」とでかい口をたたけるものだ。これは予想通りの駄作だと思ってたら、結局意外にも楽しんで見てた自分が！！ストーリーは別に面白みない使い古された感じだが、ジャン・レノ、ミシェル・ミューラー、広末涼子、3人の役者が面白い。ジャン・レノはこの映画でしか見せない方な一面を披露してた。まさかダンレボをプレイするなんて！笑えるます、これは。ワサビを食べまくるシーンも面白い。意味無く京都に行ってみたり・・・。ミシェル・ミューラーはキャラ通りだろうけど、ちょこまかちょこまかと登場し、存在がギャグ。そして広末涼子は個性的な衣装に身を纏い（あんな格好してる女は東京にいないがカワイイんです、似合ってます）、異様に喜怒哀楽の激しい少女をフランス語で見事に演じる。はじっけぷりが爽やかです。彼女目当てな部分が多かったので良かったです。

　そんな中でベッソンのセンス0の脚本は問題外として、役者の助けられ★1の予定が★3までアップ。これは結構予想外の展開です。こんな映画（失礼？）にです。別にワサビのような刺激は全く感じなかったけど、駄作過ぎて怒りを覚えることが無くて一安心です。

　ちなみに、みなさんの『ＷＡＳＡＢＩ』に対する意見は読んでるだけで異様に面白いです。（笑）