[コメント] 害虫(2002/日)
ふだんこういったテーマの映画は観ないのですが、『パコダテ人』で宮崎あおいに目覚め、『黄泉がえり』にあまりにも泣かされたので。女優、監督つながりでまさにシネスケ的映画の見方。ま、食わず嫌いはイカンつーことで。
「そのぐらい読めよ!」と言わんばかりに極力セリフを省いた映像は、たしかにセリフ以上に饒舌で具象的だなと思った。
昼のカット、夜のカットをつなぐことで時間の経過を表し、数ヶ月?のスパンを観るものに感じさせるのは勉強になった。宮崎あおいの衣装はひとつ、舞台も後半除いてほとんど変わらずといい、低予算を低予算と感じさせない手法はいつか使わせてもらおうっと。
それにしてもの宮崎あおい。こういうのを”好演”という一言で片づけられていいものか?一人の女性に訪れるこんな奇跡のような時期をよくぞ切り取ったり。まるで咲く時期を今か今かと待ちわびて、咲いたとたん一気に宴会になだれ込む花見のよう(ちょっと違う)。
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