[コメント] 害虫(2002/日)
少女が、時に小さな幸せを感じつつも、心に傷を抱えたまま、なすすべなく大きな流れに流されていく。極端に削られた言葉。少女たちのつかみきれない内面心理。あいまいな部分が増えていく物語展開。日陰の部分があるからこそ、滞りなく一筋の糸に繋がらないからこそ、そこに「詩」や「間」が生まれて、魅力的に感じる時がある。唯一、最後の結末のつけ方だけが個人的にはいただけなかったが、あとは特に文句のつけようがなかった。
(ことは)
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