[コメント] 「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)
「仕事の為に女と寝るのが何だ!許せないのか?」→それが通用した世代。うらやましいぞ、昭和1桁!ってうちの両親達か?通用しないしない。
実は増村監督3本立てシリーズ(『妻は〜』『これ』『曽根崎〜』)で見て、結果、これが一番のお気に入り。なぜ?判らん。理論武装するのも簡単だけど、人間の本心を言葉にするのは大変だ。相変わらず感性だけで評価が決まる自分の場合、この文子さんが一番、びびっと来た(←すごい理由の理論武装)。何もオープニングの半乳に惚れたのでもガラス越しの腰付きに惚れたわけでもない。もちろん、岸田今日子の恐ろしげな「抱いて!汚い?私の体」にびびりまくったからでもない。『妻は〜』の文子さんの方が、天然な女を演じている意味では上手だった気がするけど、個人的な好みではこっちの文子さんのよろめく姿がきゅ〜だ。あとダンナがなかなかヘタレだったけど、それもきゅ〜(うそ)。田宮氏の怪しげな魅力もあいまって、なかなかに濃い。「ぎとぎと」じゃあダメだ。「ギトギト」。確かにその通り。
ともかく、こんな映画に立ち合わせていただく機会を与えてくれた母さまに感謝の意を込めて、締めの一言を送りたい!
ミカボちゃんきゅ〜(あいかわらずでスマヌ)
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