[コメント] デュエット(2000/カナダ=米)
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もう、う〜ん!スコット!スコット!!なんてステキなの!ショージキに告白すると、この映画を観た理由は、スコット・スピードマンのみでした。カレのshyでsweetな笑顔がみたくて・・・だってー、かわいいんだもん。透きとおったツブラな瞳。やわらかそうな髪の色。うつむきかげんに「フッ」と笑う・・・ただの無精ヒゲも、やたらにかわいく、痛かろうとなんだろうと、頬ずりしたくなってしまう・・・
それなのに・・・いつのまにやらそんなことも忘れて見入ってしまいました。私たちは停滞している状態のときには、それに気がつきませんね。もしくは、一生懸命やってきたけど、始めたときの目的を見失って、毎日をただ終わらせたりしちゃったり。人は、だれでも「ホントにこれでいいのか?違う道を来てしまったのでは?」という問いが頭のなかに浮かんでくる瞬間があると思います。自分は何をしてるのか、何をしに来たのか・・・ん?あれ?なんだっけ?という瞬間。(私なんてしゅっちゅうですけどね。)そういう問題を「子供じゃあるまいし」などと無視して、オトナぶって人生をサボっていても、停滞は終わらない。いつかは自分の人生にケリをつけ、それまで溜め込んできたツケを払い、また、あたらしい人生を歩き出さなくちゃならないんだもんね。この映画は、6人の登場人物がそれぞれの人生にケリをつけ、ちゃーんとツケを払い、自分の人生に目覚め、再生していく、とってもいい映画でした。そういう点で『アメリカン・ビューティー』を思い出したのですが、この映画のいいところはheart-warmingで、わかりやすいところだと思います。どこの国の人でも共感できると思います。
基本的にはグウィネスが苦手なのですが、観た映画の中ではこの役が一番よかったです。"I feel sorry for YOU!"と父親に言うシーンはヒビきました。それに歌声もキレイだったし、上手だったし。また、ヒューイ・ルイスが雰囲気だしてる!父娘でデュエットするシーンでは、さすがのひねくれもののの私も泣けました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にちょっと出演したときもそうだったが、あのオジサン風めがねは彼の映画出演用小道具なのでしょうか?ひさびさにヒューイの歌声を聞いて、シビれました。カラオケ・メニューの中には「Power of Love」はなかったんでしょうか?思わず期待しちゃいました。
いや、まったく見終わって、またすぐもう一回観たいと思うなんてひさしぶりでしたね。コレはスコットの笑顔のせいだけではありません!それに、はじめてサントラがほしいと思いました。「スコットを追いかけていて、とんでもないものをみつけてしまった〜!」的、よろこびでした。・・・ただ、オマハの場所しかわかんなかったので、6人の経路がもっとくっきりわかるとよかったと思います。オマハはだいたいアメリカのまんなかくらいなので、みんなどこから来たのかわかるともっとおもしろいかな、って。もしかして、わからなかったのは地理にうとい私だけ?アメリカ地図をもって、もう一回観るわ、スコット♪
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