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[コメント] ミスター・ルーキー(2002/日)

「スポーツ物にはずれ無し」とは邦画以外の映画のことかと再認識。主役がどこのチームだろうと構わないが、この映画は野球の持つスピード感や爽快感やダイナミズムが欠如していて楽しめなかった。古き悪しき邦画の香りに満ち溢れている駄作。
nob

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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野球とは「筋書きの無いドラマ」とよく言う。だからこそ面白いのだ。普通に野球みていても面白いのに、野球に見え見えの筋書きを書いてしまったこの映画はひどくつまらなかった。劇中の「野球」自体が死んでいるからリアリティも無い。出てくる選手はリタイア組みばかりで凄みを感じない。 一茂が投げる死んだ棒球を駒田が唖然と見送るシーンにはほんと寂しいものを感じた。 思い切ってCGとかバンバン使えば生きてきただろうに。現役選手も登場させて日米野球でボンズと対戦させるとかさ、無理?それくらい楽しませてよ、どうせなら。もう終始全編に漂う偽物臭にやられまくり。唯一バースのスイングのみ本物で驚いた。

コンセプトはいいのにそれを膨らせないまま作っちゃったからこうなっちゃったのか? 野球好きだから期待して見たんだぞ。 キャスティングもダメだし、演技も学芸会。音楽もつまんない。うちにあるどのCDをかけてもこれよりはましになるよ。演出もカメラワークも工夫無く、誇れる仕事をした人なんていないんじゃないの?

これじゃ監督の手腕こそがテスト入団のルーキー並み。

(評価:★1)

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