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[コメント] 私は貝になりたい(1959/日)

我々は貝になってはいけない。
takud-osaka

橋本忍が監督だったのね。テレビドラマのひとつの金字塔で、題名そのものが当時の流行語になったことでも有名ですが、我々はあのアジア太平洋戦争という忌まわしい汚点そのものに対して、決して口を閉ざしてはならない。NHKで野坂昭如が言ってたけど、日本人はあの戦争のことを台風や地震のような、ひとつの「厄災」としてしか振り返れないのだそうだ。これは日本人特有の捉え方で、欧米人には決してない考え方。やはりこれではいけないのだ。この作品の題名は、ある意味非常にニクいけれども、日本人の精神的根本としてこれではいけないのだ!

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)寒山拾得[*] 海さん

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