第一作目が公開されたときから「これ特撮は凄いけど中身ないなあ。」と僕は言い続けて、偏屈者呼ばわりされて憎まれたり笑われたりしていたのだが、中身ないまんま、どんどん巨大化（肥大化でもよい）してるだけなのに尊敬され、なおかつ何故か感動まで与えられている人まで出ている異様なこの状況は、なんだか小室哲哉みたい。

SWは帰納法でストーリーが展開されているのだが、始めっからルーカスがこれを意図していたかといえば、絶対そうじゃないに1000000コペイカ賭けてもいい。

辺境に住む不遇の少年がスターになって、我を失い悪の道に手を染めて、裏の世界の大物に出世した所で、昔どこぞの女を孕ませて生まれた倅に成敗されてしまう。

これだけだよ？？これだけなのに演繹法じゃなくて帰納法で描かれてるんだよ？ リフとサビと転調だけで曲作ってるのに、機材だけ強烈に高価な最新型を使って 巨大なハッタリをかまし続ける小室哲哉と本当に酷似してるなあ。

すごく壮大な叙事詩のように思えるが、それは単に公開のインターバルが異常に長いだけの話。ルサンチマンに凝り固まった陰気なオタク少年の妄想を巨大化させただけの脚本じゃないか。教条性ならシンプルさでイソップ童話の圧勝。