[コメント] トータル・フィアーズ(2002/米)
理性の歯止めが外れると…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「恐怖の連鎖」が始まる。
ベン=アフレックを起用したのも或る意味英断、或る意味恐怖。悪い役者とは思わないがどうしても頭が悪い役に見える。彼の起用は作品を活き活きとさせたがどうしようもなく軽薄にもした。
おいおいとうとうやっちまったな米国本土で核爆発かよ。ご気楽なテロリズムは確かに世相を反映している。物語に必ずしも絶対必要でもない核の使用は、軍事オタクや「Ifもの」作家が一度は観てみたかった映像だが、その禁じ手を使ってしまうと歯止めがきかんぞ。何せかつて現実に爆心地に行った兵士の放射能をシャワーで落とそうとした米国だから、ボルチモアで主人公が縦横無尽に動いていても可笑しくないのかも知れないが、その「誤った情報で誤った判断」が今後なされる事にならないように祈りたいものだ。
映像を視る限り病院の彼女はほぼ即死だな。被爆地のディザスターな所も描いて欲しかった。
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