[コメント] 青い春(2001/日)
「青木君は、君の友達?それとも、元友達?」
豊田映画の暴力の美学と、松本大洋のヤンキーへの愛と、ミッシェルの焦燥感。
愛すべき不良どもよ、生き急ぐな。
恥ずべき青春よ、忘却されるな。
枯れた花よ、手品のように再び咲いてくれ。
これは願いです。
そう、僕たちは友情に飢えていた。
下らないことにいちいち腹を立てていた。
「親友だよな?」なんて口が裂けても確認できなかった。
青い春を卒業して十数年たった今、
九條と青木の間にある埋め難き価値観の溝を、
社交辞令と愛想笑いで必死に埋めようとしている自分の汚らわしさ。
僕も見たかった。
あいつがスプレーで真っ黒に塗りつぶした校舎全体を。
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