[コメント] 愛しのローズマリー(2001/独=米)
ちょっと待て。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
怠慢な自己管理でぶくぶくと太り続ける者と、生まれつき、あるいは不可避の災難によって障害を持ってしまった人達を一緒くたにするな。
「彼は決して二枚目ではない」と言われる者と「彼はあと30キロ減量したら二枚目かもしれないのに」と言われる者だって同列な筈が無い。
たとえば、主人公ローズマリーの「外見の醜さ」が「太っていること」ではなくて、小児病棟の子供たちのように「やけどの跡」であったり生まれつきの手足の障害という設定であったならば、同じように描けたか?いや、あるいはそういう設定でなお、軽いタッチで描き出してこそ、ファレリー兄弟の人間賛歌ではなかったか?
苦い薬を我々に飲ませる為のオブラートとしての設定だったとしたら、そんな気遣いは彼らには似合わないし、全くの無意識下で同列に持ってきたのだとしたら、あまりにも気遣いが足りない。
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