[コメント] サイン(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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私はこう見えた。
非暴力非服従のガンジーにはほど遠いオチではあるが、インド出身のシャマランだけに英国にも向けられているのだろうが、こうだろう。
米国の十八番、仮想敵国を作って捏造情報をばらまき国民を怯えさせて、世論を武力行使OKに導き、国民を戦争へ駆り立てるまでのプロセス、メディアコントロールの全容を質の悪いエンターテイメントで面白可笑しく冷笑的に表現したのは、賞賛されるべき行為だとしか言いようがない。大義名分なんか存在しない全戦争が、いかに陳腐で滑稽かを世に知らしめようとしたマイケルムーア、チョムスキーetc...と同等の能力が秘められていたのを発見できたのが救いではないか。
こっそりと米国外の世界各地の紛争地域で培養されていた起爆剤によって、焦臭い愛国主義が台頭してくる世の風潮に乗っかりながらも、それに利用されないで内部から静かな革命を起こそうとしていると見てイイのではないだろうか。まるでチャップリン映画を見ているかのようなトリップさえ体感できる居心地の良さだ。
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そして、こうも見えた。これは裏テーマかな。
シャマランという人物はヒンドゥー教のインド。インドはイスラーム(←イスラム教の正式名称)のパキスタンとカシミール領有権問題で争っている最中。で、ムスリム(イスラム教徒の正式名称)を実は宇宙人として表現した。
シャマラン、どうしてもインド側からカシミール紛争見てしまう。だから宇宙人の侵略=パキスタンとした。そして、映画興行がウハウハだったので、インドの主張は正しいと認められた、賛同を得たと思ったのかもしれない。そうだ、そうに違いない!シャマランは故郷に錦を飾る為に、わざわざこんなネタを仕込んだのだ!
……んなこたーない。
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てことで、想像してお聞き下さい。
作曲/小林亜星、作詞/ジャイアント白田、編曲/ボブ佐久間、うた/子門真人、コロンビアゆりかご会で、
〜ガッチャマンの歌featuringシャマラン〜
[1ばん]
いつものパターンに 頼る奴
早くもマンネリ シャマラン
命をかけて 作り出せば
ゲキ弱ボスキャラ“宇宙人”
※
オチ ダサいよ シャマラン!
弱点バット 弱点水だ
おお ツマラン シャマラン!
[2ばん]
バッドの素振りに 嗤う奴
凄い笑撃 シャマラン
お金を払って 見てみれば
強い嫌悪で大笑い
(※くりかえし)
2003/8/18
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