[コメント] ロード・トゥ・パーディション(2002/米)
本家(?)『子連れ狼』ファンとしては、「冥府魔道」とは程遠いT・ハンクスとP・ニューマンの対決に肩透かし。 映像美は実にお見事。 「冥府魔道」版→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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死んだ母と弟の遺体の前に息子マイケルを呼び、拳銃と愛読書「ローン・レンジャー」を並べて 「どっちか好きな方を選びなさい!」 と言うトム・ハンクス。 息子が本の方に手を出したとたん拳銃で息子の眉間を撃ち抜く。 「許せマイケル!安らかにママと弟と共に天国へ旅立ってくれ。父はこれより冥府魔道に突入する!」 と復讐の為に鬼と化すトム・・・・なんてね。
年老いて気が弱くなったのか、自分のダメ息子を溺愛しまくるP・ニューマン爺様。息子を守る為にT・ハンクスの暗殺指令を出すのに、彼の息子に手を出すことは禁ずる。 ギャング映画なのにあまりにも甘ちょろい展開で困ります。『ゴッドファーザー』のA・パチーノ親分の爪のアカを煎じて飲ましてやりたい。
ホテルのバスタブで仇敵コナーを撃ち殺し、開き扉の鏡がその死体を映し出すシーン&海岸で犬と遊ぶ息子を窓に映し出しながら、T・ハンクスが背後から殺し屋J・ロウに撃たれるシーン等、記憶に焼きつく素晴らしい映像が随所にある。簡易食堂でJ・ロウとT・ハンクスがお互いを探り合うシーンの緊張感もなかなか。
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