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[コメント] キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)

オールドファッションで軽妙な味わいがいいかんじ。でもやっぱりスピルバーグのツメの甘さが・・。
ざいあす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







軽妙というには長すぎるよ、上映時間。エピソード絞って欲しかった。

フランクのファザコンをさんざん見せつけておいて、ウォーケンも絶妙なすたれぶりだったのに、親父の最期をセリフだけで片付けちゃったのはいかがなものか?親父を理解し、そして乗り越えるための彼のサギ人生だったはずなのに、これでは片手落ち。あいかわらず熟練した演出のスピルバーグだけど、あと一歩ビビッと来ないかんじです。

ディカプーもトム・ハンクスもスターらしからぬオーラの無さ。ハンクスは引き立て役だからともかく、ディカプーの普通っぽさは残念。演技自体はうまいし、外科手術免れる場面ではちょっとデ・ニーロ入ってたけど。

今回は珍しく、ジョン・ウィリアムスの音楽が良くマッチしていた。シナトラやビング・クロスビー、ナット・キング・コールもおしゃれだし、彼のスコアも雰囲気出てた。

とにかくディカプーの「大人スター」としての今後が心配。

(評価:★3)

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