[コメント] キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)
軽妙洒脱さと感傷性の二兎を追って中途半端になってしまった感あり。堅実に作られているがキレがないように思える。実話(自伝)ベースであるがゆえに自縄自縛に陥ったのか、もっと荒唐無稽に突き抜ければいいのに。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ポップアート風のアニメーションによるタイトルバックが楽しい。その洒脱な雰囲気から「ルパンと銭形」を期待していたのがいささか肩すかし。女子大生をCAに仕立て上げてマイアミ空港に潜入する件り、ああいう感じがもっとあるとよかったのに。
肝心の小切手詐欺は、その手口の鮮やかさが映像表現で伝えきれていない。バスタブでふやけさせた模型からパンナムのロゴマークを剥がして利用したりするあたりは悪くないけど、そんなんで騙されちゃうのってどうなのよ?という引っかかりが払拭しきれず。
クリストファー・ウォーケンが出てくる場面は悉く味がある。マーティン・シーンもさすがの貫禄。ベテラン俳優の持ち味を引き出しているのは嬉しい限り。
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