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[コメント] 8 Mile(2002/米=独)

さあ今夜もクラブでフィーバーフィーバー
ピロちゃんきゅ〜

まんま時代が変わった『サタデー・ナイト・フィーバー』。将来みた時にボケた音楽・・とか呆然と思うんだろうな。

しかし、ラップちゅうのは、なによ、要は「ダジャレ」と「口げんか」が得意な人が有利ってことか?しかも即興で。それじゃ、とてもじゃないが勝てそうもないナ。いや、日本語にしたってさ。絶対勝てないよ。誰にとはここでは言わないけどさ。だって笑いを取りながら相手を罵倒するなんて事は、腹黒くないオレには到底無理な技ですヨ。というワケでオレはラッパーになれそうもありません。あと10年ぐらいは音楽シーンに浮上できないような気もします。はー、げんなりだ。

ま、それは置いといて。まあ、みなさん判ってる通り、英語が判らないと(正確にはネイティブじゃないと)、その本当の言葉の意味が伝わってこないので、この映画をまっとうに評価する事など、異文化の我々にはどう逆立ちしたって無理なのだヨ。もちろん、音楽を抜かして「青春映画」として評価するのは可能だが、この映画からヒップポップを抜いて考えるなんて事は、『ロッキー』からボクシングを抜いて恋愛映画として評価するようなもんだ。エイドリアーン!無理でしょ。というわけで、日本文化の真っ只中にいる我々は、ヒップポップの中にポツンといるダメ白人よりも更にカヤの外な存在なワケなのよ。ニガー中のニガーは実は我々だったのです。真のニガーである我々に出来る事は、唯一「意味はよく判らんがカッコいい」と思う事しかできないのですな。だから、日本のヒップポップ風ミュージシャンが一生懸命がんばってる姿は実に正しい。「本物っぽいかどうか」が判断の基準となっている。ポップミュージックの業界でいえば、最近になってようやく単にアメリカの模倣であった所から、元ネタを知らないまま育った世代が出てきて日本独自のロックシーンが生まれかかっていたところ(良く言いすぎか?)だったが、時代は逆行してまた再び真似する事がかっこいい文化に堕ちた。そこは残念でもあるが、まあそれが時代というモノでもあるし異文化でもあるという証明でもある。オレにとっては好都合だ(ホントか?)。というか、ぜんぜん8マイル評じゃないよ。じゃない。最初の1文で8マイル評は終わってるわ。

話を微妙に戻して8マイル評へ・・・・・(遅いか?)

まあ、みなさん判ってる通り、英語が判らないと(正確にはネイティブじゃないと)、その本当の言葉の意味が伝わってこないので、この映画をまっとうに評価する事など、異文化の我々にはどう逆立ちしたって無理なのだヨ。なので、吹き替えでも見てみました。

単なるギャグ映画です(驚)。

惜しむらくは、日本語翻訳したヤツをそのままぺったらぺったらしゃべって欲しかった所ではある。あるいは、現時点の日本のラッパー最前線の人がマジで吹替えに挑戦してくれた方が将来的に笑えて最高だったかもしれない。この吹替えできなかった部分と吹替えしちゃった部分の温度差は悲惨だ。非常に残念でした。もっと笑わせて欲しかったです。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)づん[*] トシ はしぼそがらす[*]

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