[コメント] 明治侠客伝 三代目襲名(1965/日)
息苦しいほどに隙のない空間に、フラリとあらわれる飄々とした藤山寛美がココロ憎いばかり。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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任侠映画のお決まりの抒情的なシーンも文句ナシ。今回は頻繁に登場するみかんではなく桃。仁侠映画のヒロインたちは、抑えきれない想いを伝えるのに果物を使うのが常套句らしい。
冒頭のシーンの息をもつかせぬ畳み掛けはもとより、ラストの鶴田の逮捕から藤が追いすがるまでのシーンで、一切セリフを排したセンスに脱帽。確かにあのクダリはどんな言葉も無粋になるのは目に見えてる。[4.5点]
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