[コメント] 穴(2001/英)
アメリカ学園ラブコメ逆ヴァージョン・サイコスリラー風味。しかし食い合わせが悪くて、ただのガキどもの安っぽい情痴騒ぎになってしまった。
この映画、ジャンルとしては情愛がらみのサイコスリラーなんだろうけど、ベースとなるプロットが、「顔がキレイで足の細い子が世界の中心」にいるような十代特有の狭ーい社会を舞台に、数多のライバルたちを差し置いて学園イチの色男君のハートをゲット!なんて、まるでアメリカ学園モノの男女を入れ替えたような代物なだけに、なんだか素直にサスペンスを楽しめないのだ。
だってさ、『ベティー・ブルー』のベアトリス・ダルにでもなりたかったのか、ソーラ・バーチが「先生は、一人の人を死ぬほど愛したことはある?私はあるわ」なんて熱っぽいセリフを吐くんですけど、いやあ、「顔がいいだけで中身がカラッポ」な色男に熱を上げるなんつう、いかにも世間知らずの十代にありがちなミーハー趣味少女がそんなセリフ言ったって、ぜんっぜん説得力ありませんて。ガキどもの安っぽい情痴騒ぎが安っぽい悲劇を生んだだけ。
ソーラ・バーチのオパーイと、その巨乳を「後ろから両手で揉みしだく」という男の夢を具現化した(おそらく確信犯っぽい)ラブシーンに★1つ。それからソーラの親友役でいかにも学園美少女な金髪姉ちゃん(キーラ・ナイトレイ)の小ぶりな美乳に★1つ。オパーイにしか点やらん。
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[020925] 目黒シネマ(『マルホランド・ドライブ』と二本立て)
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