[コメント] メラニーは行く!(2002/米)
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「これが失恋か!」ていう前に本物の「恋」を経験しましょう。ていうか、坊っちゃん役がヒュー・グラントだったら違う映画(富豪の独身貴族の男(ヒュー・グラント)が南部出身の1素人娘(太ったレニー・セルウィガー>まんまだな)に恋をして振られて初めて「大人」へと成長する感動物語・「アバウト・ア・ボーイ」風)になったんだろうね。そっちの方が受けそうだ。オレの評価はともかくとして。
リーズという役者に魅力を感じない上にメラニーのキャラ立てがダメダメってのは論ずるまでもないのでこれ以上は何も言わないが、ダメなのはメラニーだけじゃないって事で。個人的に一番「ダメだな、これ」ての代表はNY市長だった。あんな人は世界都市ニューヨークの市長になんて絶対なれません。「将来・大統領になる!」言う前に本物の「政治家」になりましょう。ていうか、市長役がマイケル・ダグラスだったら違う映画(NY市長の現職という重役を担っているマイケルのもとに、一人息子(ジョシュ・ハートネット)が「結婚したい」と言って女性(エマニュエル・ベアール)を連れてくる。一緒に住み込み始めた彼女が、目の前で裸エプロンで掃除機かけたり、風呂場に入ってきて背中を流してくれたり、「あ、間違っちゃったワ」とか言って市長のベッドに潜り込んできたりして、「いったい、どうなっているのだー!」とマイケル市長は叫ぶのであった。て、なに風だ、これ)になったんだろうね。これは受けるか微妙だ。「ディスクロージャー」ぐらい?下手するとオレは高評価くだすぞ、たぶん。
まあしかし、過去の自分を消し去ってから有名になってしまったという意味では学歴査証の古賀議員と同じなわけで、メラニーが過去の自分を消してたように、実は市長にも過去があって・・・という話を期待したのが失敗だった。最後に実は市長もアラバマ娘だったりしてな…あ、まさか、まさか、実は本当は親子か!!!!とか期待したんだが、そんな深み(又は破綻という)も無く、なんだそれオチ。本当にこれをハッピーエンド&ロマンティックコメディーなんて呼んで良いのか?
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