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[コメント] バトル・ロワイアルII 鎮魂歌〈レクイエム〉(2003/日)

なんで反米というテーマを”バトルロワイヤル”使って描く必要があるんだ?アクションを見せたいらしいが、”バトルロワイヤル”のおもしろさはアクションではない。死に直面した厨房の、のっぴきらない葛藤がおもしろいのだ。何を勘違いしているんだコイツらは。
すやすや

反米でかつ、テロリズムをテーマに描くならば、日本をアラブのような戦場として描かねばストーリーとしての一貫性がない。

アメリカがテロリスト掃討とか言って、長野の山中をバンバン空爆されているにもかかわらず、日本のウソつき政治家&オトナ達が「アメリカのいうことを聞け」「アメリカが正しい」と連呼するばかり…。

「こんなバカなオトナ信じてられるか!」

と七原達が決起するなら、まだ話はわかる。

しかし、都庁を爆破した映画の冒頭と同じように話はやっぱりそこまでで、その先の”バトルロワイヤル”をする意味は全くない。タッグ制なんてルールなんか以ての外で、拠点攻撃する戦闘部隊にあるまじきルールである。ちょっと離れただけで爆発されたら、連携攻撃もできないし、首輪が爆発したら敵に気づかれてしまう。これがたとえ不条理世界のルールであったとしても、こんなルールじゃバカバカしくて見ているこっちが醒めてしまう。

この大バカルールのせいで全てのアクションシーンに説得がなくなり、サスペンスを大いに削いでいることに脚本書いた奴は気づいているのか??

さらにアクションの演出もヘタなもんだから、輪をかけて退屈。

他にも酷いところがたくさんあるんだが、上げだしたらキリがないのでとりあえずこの辺でやめておく…。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)アルシュ[*] IN4MATION[*] sawa:38[*] けにろん[*]

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