[コメント] PiCNiC(1995/日)
塀の高さ+身長が実際の視点だから結構怖いんです、実は(塀渡りのセミプロが語る)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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昔近くに5階建ての公団住宅があってその住宅の前には公園を囲った高さ1.5mくらいの鉄柵があった。 ある日友達と二人で鉄柵の端っこからどっちがどこまで行けるかを競った。 ところがこの遊びは目立つ行為だったこともあって公園内の殆んどの子供が夢中になった。 ただし鉄柵の棒は幅3cm。最初はロクに前に進めない、ちょっと進むとバランスを崩して落ちる、で
初日、参加者15名ぐらい、最長3.5m。
次の日も学校が終わるとみんながやって来てチャレンジした。二日目10m,三日目20m,四日目50m・・・ 子供の上達は早い。が、飽きてしまうのもまた子供だ。
七日目、参加者1名(俺)、最長200m(柵限界)。
もう夕方になっていて 新興住宅地のメイン交差点の近くにある 柵の端っこに立つ自分はひどく孤独だった。
ココがいなくなったあとのツムジの気持ちは夕方のあの日の自分の気持ちに近いような気がする。あのあと普通の道を一人で帰ったのだろうか、俺みたいに。
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