[コメント] まぼろし(2001/仏)
『惑星ソラリス』を随所に感じるが、まぼろしと海の描写はタルコフスキーには及ばなかった。
『惑星ソラリス』との類似点の詳細は、あちらを観て頂ければ判る(というより、本作がソラリスを理解する上でのヒントとなる)と思いますので差し控えます。捉え方こそ違え、夫婦愛への罪の意識を伴っている点が、大きなポイントとしていいように思えます。本作は難解と言われる「惑星ソラリス」のオゾン監督流の解釈との意味合いを持った作品ではないでしょうか?
ところで、ちょっと気になるシーンが何箇所かあったんですが・・・、彼女と夫が別荘から車で出かける際の後ろの背の高い杉の木や、とあるシーンの彼女の部屋のソファーなど、他にも何箇所か、特定の物体が画面から浮き出て揺らいでいるように感じたのですが、何か意味があるのでしょうか? 何かの記号のようにも思われましたが・・・
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