[コメント] 六月の蛇(2002/日)
最悪の結末。男と女が交わる交わらないということと、分かる分かり合えないということはまったく別問題。薄っぺらな男女観が情けない。解放が必要なのは塚本晋也監督自身。前半の受身の恐怖感の好演出と黒沢あすかの好演がだいなし。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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もし性をもって♀と♂の精神の解放を謳うのなら、♀は菩薩のように無差別に生命に対して愛情を示すかも知れない。♂は修羅のごとく無差別に肉体をむさぼるかも知れない。私には、その方がずっと自然に思える。夫婦間で完結してしまう欲望と解放など、しょせんはハーレクイン・ロマンスの後日談的自己満足でしかなく、体制内倫理の中で矮小化された解放など見せられても何の魅力も感じない。
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