[コメント] コンフェッション(2002/米=カナダ=独)
自叙伝と謳っておきながらどこまでが真実でどこまでが虚構なのかはぐらかすような感覚は魅力的。ただ、そのお話をどんなタッチで見せようとしたのか、スタンスが中途半端で、観てるこっちもどんな姿勢でこの映画と向き合えばいいのか戸惑ってしまう。
サスペンスなのかヒューマンドラマなのかコメディなのか、いろんな要素が混ざり合っていて、たぶんそれらを全部ミックスした微妙なサジ加減を狙っているような気がするんだけど、それがうまくいってない。チャーリー・カウフマンの脚本は『アダプテーション』に続いて詰め甘。
技巧凝らした映像作りや音楽の使い方は悪くなく、そのおかげで居心地悪い中でも飽きずに観ていられるのかな。
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