[コメント] 壬生義士伝(2002/日)
どうして田舎侍には剣の達人がこうも多いのか。でも『たそがれ』よりは全然面白かった。邪道な見方をしておもさげながんす。「斎藤しぇんしぇ、かっこよかったっでがんす」。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「左利きの剣士」ってのはいい設定だ。。。
「どけっ!」仲間を足蹴にする某弱無人な斎藤の一挙手一投足がかっこよい。
「お国自慢に家族自慢、鼻持ちならない田舎侍。この時わしはひと月ほど人を斬っていなかった。この男を斬ろうと思った。。。」
吉村の死体検分の結果、明らかになる辻斬りの正体。
吉村にして「斎藤先生の左側は怖くて歩げねぇでがんす」と言わせる。
しまいにゃ幕末の英雄さえも切捨てご免。
しかし幕末の世を生き残ってしまい、今では孫を担いで病院に走る単なるじいじ。
哀愁だねぇ。濃いねぇ。
中谷美紀演じる「ぬい」を醜女(しこめ)呼ばわりする斎藤も、それを喜ぶぬいも
いい。
「何にも要りません。せめて最後にもう一遍、可愛がってくんなさい」
言わせてぇ。
銃火の中、両手に剣でヒーロー然と突貫してもまだ死ねない吉村より、
惨めな感じが背中から伝わってくる斎藤しぇんしぇにこの評を捧げるでがんす。
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