[コメント] 壬生義士伝(2002/日)
斉藤先生、俺も大嫌いだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
食べなかった握り飯。切腹を命じられた時、目の前に現れた握り飯。南部の米で作った握り飯。
その握り飯を家族に食わすために頑張ってきた。自分の信念を曲げてまで、そして家族に対する非難を覚悟の上で。
なのに、平然と目の前に現れた。余ったであろう飯で作られて。
悔しかっただろうなあ。情けなかっただろうなあ。
出した方は何もわかっていない。親友と口先で入ってるヤツだが何もわかっていなかった。よりによって最後の最後に一番欲しかったものをよかれと差し出すとは。
握り飯を手にし、家族の思いに耽るシーン。腹ただしかった。
だけど吉村自身、そういう事を表に出す人ではないし、逆に自然に自分の内で消し去ってしまってるのかもしれない。それを含めて腹ただしかった。だから、大嫌いだ。
・ ・ ・
息子よ、お前の行動は父が望んだ行動か?自分の信念より大事なものを守るのがお前の父だったような気がするのだが。家族を守れと託していたような気がするのだが。そのせいで妹はバカ親父を持つボンボン息子に頼らざる得なくなってしまっているのだぞ。
その辺りも大嫌いだ。
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