[コメント] ハルク(2003/米)
なんかいい感じ(?)の失敗作だ。まず、全編何とも陰々鬱々としたムードをたたえているところが失敗作としてポイントが高い。
ジェニファー・コネリーが何を考えているのかよく分からないけれど、もうそこに映っているだけで映画の画面足り得る、という様相を呈してくるのもいい。スプリットスクリーン(画面分割)とワイプ攻撃は、こりゃやり過ぎだ。撮影・編集時のタイヘンさはよく伝わるが、意味のない(あるいは逆効果の)使い方も散見される。また、悪役としてのニック・ノルティがとても変なのだが、ちょっと凄まじく変なので、名演だったと錯覚しそうになる。また彼の作り上げた巨大かつ凶暴な犬たちも変過ぎる。(しかし、この巨大犬との死闘シーンが大迫力で、怯えるコネリーがたまらん!)そしてハルクのCGが実写の背景から浮きまくっているのだが、でもなんか可愛いのだ。
#コネリーの父親役のサム・エリオットは第一騎兵師団の腕章をしている。
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