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よもやまななしさんのお気に入りコメント

無法松の一生(1943/日)★4 松が一度だけ泣いたという回想の後、ぼんぼんが松に向ける共感の眼差しが、何とも云えぬほどいい。共感は美しい。 (寒山拾得)[投票(3)]
バッファロー’66(1998/米)★4 無茶な男についていく女という主題からは『サンライズ』が想起される。ボーリング場の件までは抜群の爆笑喜劇なのに、何でこうなるの、と萎えかけたが、本作が現代の『サンライズ』だとすれば、この収束は正当なのだった。 (寒山拾得)[投票(1)]
鬼が来た!(2000/中国)★4 この重喜劇のクレジットに崔健の名前を見つけて吃驚した。天安門事件の後、活動を制限されていた間に曲を提供したことになる。本作は天安門の隠喩として観ることができるのだろうか。 (寒山拾得)[投票(1)]
生きる(1952/日)★5 本作は裏『最後の人』であり、俯いた志村喬の造形はエミール・ヤニングスが区役所に出没したかのようで、ハッピー・バースディの件が我々の胸を熱くするのも、縦の構図がムルナウのように見事に決まるからだ。黒澤映画の最高の瞬間はサイレント映画の遺産の継承とともにある。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
テルマ&ルイーズ(1991/米)★4 フェミニズムによるニューシネマ再考。ベタな撮影とベタな音楽が作品世界と妙にマッチしていて愉快。上等に撮るばかりが映画ではない。再認識させられた。 [review] (寒山拾得)[投票(6)]