[コメント] 20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009/日)
あまりすっきりしなかった。でもやっぱりすっきりさせられた気もするし、そのわりにはすっきりしなかったような。←なんだコレ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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唐沢寿明の老けた顔がなぜかだんだん豊川悦司に似て見えてきた。(←意味はない。単なるアクセントである)
◇ ◇ ◇
体操でもそうだが、結末(着地)というものはピタッと一つだけ決ればそれで十分。映画は体操じゃないから複数あっても失格ということではないだろうが、格好悪いことは一緒だ。この作品には、スーダラ節(違うが)→T.REXの20th Century Boys→エンドロール後のエピソードと、少なくとも3つある。
だが3つ目まで観て思ったのは、ああこの映画は、友だちのできなかった人間の物語なのだな、と。学校放送で初めてロックが流れた日、友だちのできた彼は、後に希代のモンスター「友だち」になることはなかっただろう。逆に言うとあの日彼がケンヂと友だちになれていれば、この『20世紀少年』という物語は成立しなかった。だから、友だちのできなかった人間の、物語。
物事を空想する、ということの原点に触れた作品であるように思う。
70/100(09/09/25見)
※見てから数日たつわけだが、いまだに頭の中ではときどき、というより何かにつけて、「20th Century Boys」のイントロ部分(ジャンジャジャジャジャン・ジャージャジャンジャーン。←わかんねーか)が掻き鳴らされる。物凄いインパクトだ。
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