久々に見直してみた感想。冒頭の8ミリ映画（風）がクドい。なんとかクリアしたが。その後はしばらくモタつきなく展開。映像が綺麗だなあと思う。キャサリン・ロスの顔がさほど好みじゃなくなったなあと思う（むろん僕が変わったのだが）。

　迫る追っ手からひたすら逃げるという、展開の単純な逃走譚になってからが結構長いが、これが何故か楽しい。でもこれもアメリカ編まで。正確には、写真コラージュでニューヨークに行く辺りからつまらん。ボリビア編に至っては、ほぼダルい。

　少しいいとこもあった。ボリビアの降りた鉄道駅が超なんにもないとか。ブッチとサンダンスに講釈たれるアメリカンの上役が急逝するとか。でも、すぐ普通に銀行を見つけるし、少々わざとらしいかなあ。

　ラストのシーケンスはやっぱジュン、と来た。

　総じては、西部劇は背景の景色が要なのかもしれないなあと思った。

(21/4/25見)

＊＊＊以前のコメ&レビュー＊＊＊

一応断っとくけど、これって実話なんだよね、てな出だしのクレジットがあとになって効いてくるんだよねー。

　緊張と緩和。何度も大笑いさせられるけど、哀しい結末を予想させるようなトーンが貫かれてるのもまた確かなんだよね。あの主題歌もそうだし。