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[コメント] ドント・ブリーズ(2016/米)

ホラー映画だと思ったがサスペンス映画だった。期待値を違えて観てしまったのでまぁまぁの作品に感じた。怖かったのは老人のビー玉のような目玉・・・
考古黒Gr

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一番疑問だったのは、盲目老人がどうやって、女性を監禁することが出来たのだろうか?という点です。

この話は原作があるのかどうか知らないけど、あったとしても読む気がしないので想像してみることにしました。

老人は、愛娘を自動車事故でひき殺した女性を監禁し、更に自分の子供を産ませるということを妄想し、それを計画した。

そのために監禁出産のための設備を整えた。目が見えないのに、地下室をあそこまで監禁用に工事することは1人では不可能だと考えられるので、多分協力者がいたはずだ。DYIが得意な若い男性だと思われる。愛娘の恋人だったかもしれない。とにかく、老人は彼女を監禁し、証拠(そこまで移動してきた彼女の車の破棄等)の廃棄までは、その協力者に得る予定の金を山分けすると言いながら協力させ、全てを終えると自前の拳銃で殺害し、本編でも出てきた死体を溶かす液?が入ったような箱に入れられて処分されたと思う。

一方で、監禁対象の女性に対しては、電話で「目が見えなくて困っている」と同情を誘い、今後の生活の事も訴えて、現金で70万ドル程度の示談金を、老人の自宅で受け取ることで調整した。老人は目が見えないので外出出来ず銀行が使えないようなことを訴えたのかもしれない。そのため、保険金が30万ドルだったにも関わらず、金庫の中には100万ドル以上あったんじゃないですかね。

そして、自宅におびき寄せて、薬を飲ませて意識を失わせ、女性を監禁(そこまでは協力者に行わせた)。しかし若くして70万ドルを準備できるということは、かなりの資産家だと考えると行き先を伝えず1人で彼女が盲目老人の家に来るとは考え難い。また失踪したら事件になり、先ず盲目の老人が疑われると考えられるが・・・

それにしてもヒロインのロッキーは儲けたよな。老人が生きていたところで、盲目につき復讐されることは無く、老人は自らの殺人の発覚を恐れて告発することも無く、更に、彼女は老人が生きていることで殺人は行っていないため罪の意識にも苛まされず、100万ドルを持って人生をやり直せるのだから。

リアリティーを持たせることで恐怖を煽るのであれば、老人のサイコ設定は不要で、盲目の筋骨粒々おじいさんを怒らせると怖いというだけで良かったと思う。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)クワドラAS

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