[コメント] ぼくのバラ色の人生(1997/英=仏=ベルギー)
リュドウィックを,ちょっと変わった個性的な子と捉えて,それ以上でも以下でもなく放っておいてあげることはそんなに難しいことだろうか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まず,タイトルからもっとポジティブな内容を想像していたので,ギャップを感じました。
女の子になりたい男の子がいて,着たい服を着て暮らしている。ただそれだけの事が,かくも大問題に発展してしまう閉鎖的な小社会。男は男らしく,の思想が100パーセントであり,例外はないとみなす社会では,リュドウィックは精神科に通わされ,そこでさえも正常だとは教えてもらえない。多様な性質を認め,普通の隣人として暮らしていく事は,「差別はいけない」うんぬんという,メディアが示すモデルでもなければ気付けないことなのだろうか?
また,思っていたほどリュドウィックの両親のサポートがなかったのも残念で,もっと全面的に味方をしてあげてほしかった。(父親は仕事も絡んでいる分,難しいとは思うけれど)
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