[コメント] 着信アリ2(2005/日)
実践放送作家講座「テコ入れ」。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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前作の回想シーンなんかでも「暗くてみえづらい」場面が、明るく画像処理されていたり、前作の反省点をひとつひとつあげながら潰していこうとしている姿勢が伝わってくる。前作におけるいくつかの改善ポイントの中では、貞子ばりのモンスターキャラを立てそこなったことを、最重要課題ととらえていたのがよくわかる。恐怖の表現を描き込むことより、そこに着目するあたりがヒットメーカーの発想らしい。前作の流れをつぐ本筋に台湾編を強引に挿入、「後ろ手にひねり組」「包丁でさされ組」のスプラッタシーンも充実、『呪怨』『リング』はたまた『エンゼルハート』を投入して前作より面白く仕上げたのではなかろうか。プリキュアをあげるまでもなくWキャラだって計算のうち。さすが、テコ入れ・方向転換はお手のものといったところか。おかげでケータイはおろか、着信アリでもナシでも構わなくなっちゃってるが。
ところでモンスターキャラの出自をあまりにも可哀想に描くのってどうなんだろう?なんか気の毒すぎて「好きなだけ暴れていいのよ」と、同情してしまうのは私だけだろうか?
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