[コメント] 愛に関する短いフィルム(1988/ポーランド)
弱き者としての人間が、凄愴なまでの滑稽さと愛すべき痛ましさをもって描かれる。ありえない話をぬけぬけと描きぬきつつも、孤独の様相だけは恐ろしく正確に描写されている奇跡。「自分を見つめる自分」という離人症の感覚はこの後『ふたりのベロニカ』に力強く結実していく。
(ジェリー)
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