展開が速くて・・・・というより、人間（妖精等含む）関係が不明なままどんどん話が進むので、「ん？？ダレ？こいつら」とか「んん？どっから沸いてきた？」とか、「なんで怒ってるの？」とか、「え？どこ行くねん！」とか、そんなのばっか。

いちいち、セリフに惑わされて考えてるとダメ。その場の空気に身を任せて、名も無い１兵士な気分で映画に参加していると、こう、地の底からどんどこどんどこ唸るような恐怖感と高揚感が湧き上がってくる。勢いで見よって事だな。オレが劇場で見たときはまさにそうやって見れたんで大変たのしかったわけだな。人間、映画を見る時ぐらい雑念を払ってみたいものである。というか、もしかしたら、「旅の仲間」も考えずに見ればもっと面白かったのかもしれないけど。いや、それはムリか。話中心だったしな。なんたって、この「二つの塔」はとにかく戦いです。戦いが全てです。殺して殺して殺しまくりですよ。うはははは。見ろ、オークがゴミのようだ。殺せ殺せ、オークの命なんざ木よりも軽いさー。

と、ここまでは劇場で見たあとでの感想。

で、１年放置のあと、見直しました（正確には「王の帰還」を見た後に見直しました）。すると、戦いまでの時間が長い長い。案外、話しが長いんだな、と。まあ、とりあえず中つ国の各地名と種族名とその地理関係を頭に叩き込んでから見たので「お？思ってたよりもっと面白れー」となったわけです。そこら辺にこの映画シリーズの評価の分岐点があるように感じますね。原作を読む気がない人はハナっから「原作ファンにしか見せる気がない」映画だといって斜に構える映画でしょうけど、案外、簡単なところで、この「中つ国の各地名と種族名とその地理関係」さえ覚えて置けは、かなーり解消されます。ま、余計なお世話ですかね。いや、オレも原作読む気はないんだけどね。時間ないし。

ところで、エント族最強っていう説が某コメテで出されていたが、あれはサルマンの軍隊が全部出払ってたからエント族が勝てたって設定じゃないか（見直して気付いた）。やっぱさ、エント族は動きも鈍いし、燃えやすいし、利口っぽくないよな（余計だ）。というわけで最強部族は３作目に登場していた。ちょっとルール違反くさいけど。ま、それは３作目で言おう（DVDで見直してからコメントするから、またコメントはしばらく先の話なんだろう）。