[コメント] 女囚701号 さそり(1972/日)
劇画的であることに自覚的であり大胆としか言いようのない誇張演出が壺にはまった前半は文句なしの傑作。ロジカルな唯物史観の高みにさえ到達し得ているかのようだ。が、情に浸食された後半は一気にトーンダウンしてしまう。惜しい。
(けにろん)
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