-0.1点は特撮が矢張り今となってはどうしてもちゃちいのが辛いから。

再見前は、「これだから日本映画は…」と記憶で☆3点をつけていたが、今回自らの不明を深く恥じる事となった。樋口真嗣監督版『日本沈没 '06』のreviewで、kionaさんが素晴らしい解説をつけてくれている丹波哲郎総理の場面では、俺も思わず目頭を熱くせずにはおれなかった。この映画には『日本沈没 '06』での草なぎ君にまつわる２つの問題のような下らないものは微塵も見られない(「特攻問題」と「据え膳問題」)。そんなものに関わっているヒマなどある訳がない。(流石は藤岡弘(、なし)、躊躇うことなく×××[以下略]。)

その後特撮は進歩したが、日本人の精神は、哲学は、矢張り後退してしまったのかも知れない。(いや、そこから開き直るしかないか…)