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[コメント] ダーティファイター(1978/米)

ルース・ゴードンはアメリカのミヤコ蝶々である。(05・8・08)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 主人公のファイロ(イーストウッド)はトラックの運転手。仕事が無いときには相棒のクライド(オランウータン)とオーヴィルジェフリー・ルイスと行動している。喧嘩が大好きで自分から相手に仕掛けていく事も少なくない。

 オーヴィルの母ルース・ゴードンの存在感が凄い。アメリカ最高のクソババア女優だ。ルース・ゴードンと言えば『ローズマリーの赤ちゃん』の気持ち悪い魔女の役が忘れられない。『ダーティーファイター』では免許に落ちてばかりのオーヴィルの母親役を印象的に演じている。暴走族の“BLACK WIDOW”にライフルをぶっ放してバイクを炎上させたりと怪演を見せてくれる。

 “BLACK WIDOW”字幕では「毒グモ団」と訳されていたなぁ。アメリカの暴走族は間抜けで可笑しい。(映画だからかも知れないけど)みんな「毒グモ」の革ジャンで決めているのである。集団で移動していく性質は日本と変わらない。イーストウッドがウェスタン歌手リンソンドラ・ロックにラストは振られてしまう。「一晩限りの関係だったのに!バカじゃないの!」続編も作られたがこの作品のイーストウッドは「寅さん」のように純情なのである。3.5点。  

(評価:★3)

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