[コメント] 都会のアリス(1974/独)
故郷を捨て、理想に裏切られながら、ふとしたことからようやく自分の「居間」を見つけることの出来た、或る青年に聞いた話。
その「居間」は乱雑で、とっ散らかっていて、時には泣いたり笑ったりさえするのだが、それだけにひどく居心地がいいらしい。彼は今も、その「居間」と一緒に電車に乗り続けているそうだ。
彼はいつも忘れた頃になって手紙を寄越す。「そろそろスタート地点くらいには立ったかい?」
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