[コメント] 最高殊勲夫人(1959/日)
数年後に登場する吉永小百合の「今どき感」には、どこか男に対する媚が漂うのだが若尾文子には、それがまったくない。吉永の「今どき感」は、従来の倫理を新たな倫理で塗り替えようとするが、若尾は従来の倫理を軽やかに飛び越えてみせるからだと思う。
(ぽんしゅう)
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