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[コメント] カメラを止めるな!(2017/日)

微妙、な空気感
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







。テイストは高校演劇優秀作品。話★4 役者★3.5 撮り方★4 なのに総合★3つというのはこれが映画だからだと思う。高校演劇の1回性を映画で表現しようとしたらこうなるのかも。観客少し笑いが起きただけで、あとは微妙な空気感でした。私もそう感じました。8.6日本橋TOHOCINEMA

カメラがどこにあるかすぐに気になる映画とそうでない映画がある。これはもちろん前者。ワンカット長回しというのは、一つのカメラでずっと撮影した、ということなのか。それとも俳優が演技を連続して続けた記録がワンカットなのか。 後半メイキング映像の種明かしでこのことがずっと気になった。初めの長回しのメイキングが同時進行の長回しだとしたら、これは大変なことでカメラが何台あればたりるのか。メイキング種明かし用のカメラをずっと長回ししたとは思えない。他にも必要な種明かし用のシーンを同時進行でなく撮っていると思う。これは何度も見て確認したいところだ。間欠泉のように吹き出す血糊が初めのワンカットバージョンと種明かしバージョンがまったく同一かどうか。そういうことが気になって、メイキング種明かしを楽しめなかった。結構は計算ずくのフェイクじゃないか。そんな気分。最後のクレーン撮影替わりのシーンだが、人間ピラミッドを登ってとった映像なら、あんなにスムーズな映像が撮れるだろうか、という疑問が消えない。クレーンで撮ったとすると、手回しをクレーンにどう付けたのか。ここはカメラを2台用意して、役者の演技は持続しているが、手回しで撮ったところとクレーンで撮ったところをつないでワンカットのラストシーンとした。そして人間ピラミッドは後から説明のためにと撮った。そうだとするとなんだか興ざめ。ただそうとも言い切れない。核心が持てない。そんなもやもやが後半ずっと続いていた。ただ一箇所、記録のスタッフが走って転ぶところがある。これは作為じゃないと思われて、よくやるなあ、と感動した。

結局は最初の長回しの映像だけが1回性の映像で他は別テイクで取った説明のための撮影が含まれていて、結局は1回性は演劇のように担保されてないじゃないか、というのが私の不満。ネットで呼んだ監督の経歴はそうそうたるものでとても私など太刀打ちできないが、それと作品とはまた別の話である。

(評価:★3)

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