人生で何が一番大切なのか？を考えさせられる。 自己実現？家族？

己の才能と努力によって得た地位を堅持するため、自分が輝き続けるため、 家族との時間を犠牲にして仕事をする。 犠牲にした時間を取り戻すため、部下を私用で酷使する。 そういった事が許される権力者に私はなりたい！ という欲求は、微塵も起きなかった。

モードを生み出し、消費者を先導する。 需要を喚起し、トレンドを創出する。 仕事なんてそんなものかも知れない。 深く考えず、流行を追い求め、追随するだけの愚かな消費者である ワタシには、そんな悲しい図式がくっきりと鮮明に突きつけられたようで 見終わって少し悲しかった。

最初から十分美しいアン・ハサウェイがどんどん色っぽく、いやらしくなっていく様 は、さえない恋人からしてみればなんとも言えないひどい状況だ。 ハリポタの原稿を手に入れるだけの力がある男に、いともたやすく落とされるのも また悲しい現実だろう。 エンターテインメントであるがゆえに、現実を感じるドラマもあるんだと思う。

たまに見るには良いけど、気持ち良いとは言えないなぁ。