[コメント] リバー・ランズ・スルー・イット(1992/米)
一番最初に写される水面の綺麗さったらない。言いたい事の一つをこんなに綺麗に撮れるというだけで合格点だなあ。「完成されたものの美」、それはポールでありモンタナであり、川であった。人生は芸術では無いし、完成された美にも終わりがある。それでも、
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それらに対する愛を言いたかったんだろうなあ。父親(神父)の最後の説教で言っていた様に。「誰かを助けたい、守りたいと思っても彼らに対して何の力になれずに苦しんだ時、出来るのは愛する事だ。」
でもねわたしが一番美しいと思ったのは、冒頭とラストに写るノーマン。独り老いたノーマンが、シワシワでシミだらけの手で釣りをしているその姿。モンタナと川の美しさの中、あの四拍子のリズムで、思い出と共に一人釣り糸を投げ入れる姿。これは本当に美しいなあと感動しました。ロバート・レッドフォードの言いたい事はちゃーんと伝わりましたよ。
『A River Runs Through It』 ノーマンの魂と懐かしい思い出、川のせせらぎ、四拍子のリズムが溶け合った瞬間。それが『It』だと最後の台詞で分かります。思わず、上手いなぁと感心してしまった。
ただちょっと集中して観るのが辛いと言うか、飽きやすい映画でしたね。眠い時観ると寝そう。良い映画なんだけれど。それから、あまりにもブラッド・ピットがレッドフォードに似ているのでビックリしました。演技まで似ていたわ。
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