Kiss.　本当のキス。キスした瞬間に、まるで彼と自分の二人だけの世界になって、彼が自分が探していた人だと知るキス。キスしてるのに嬉しさで泣いてしまうかもしれないようなキス。　そんな本当のキスをしたいと願っていたジョジーにとっても共感を覚えてしまった。だって、わたし自身そんな本当のキスが忘れられないんだもの。

　ドリュー・バリモアは以前から好きだったのだけれど、この映画でもう大好きになってしまった。彼女のド根性はほんっとうにスゴイ！！ジョジーの”サエなさ”をあんな風に演技してしまうなんて、もう感動すらしてしまった。

　Find out who you are. 「自分が誰であるかを見い出す。」こんなメッセージもしっかり熱くって、良かったナ。プロムでジョジーが「もううんざり！」と叫んだ言葉、本当にその通りだと思う。プロム・クイーンになろうが、花形クウォーターバックだろうが、校内の人気者だろうが・・卒業して外の広い世界に出てしまえば、そんな事は関係無くなってしまう。高校の小さい世界と比べて、外の世界はずっと広くて、厳しい。外に出たらイジメっ子だってイジメられっ子だって、イケてる子だってサエない子だって、しっかりと自分の力で生きていかなきゃならないのだから。

　ラストシーンも素敵。「遅くなってゴメン。こんなに待たせて。」　エ〜〜ン、感動の涙。