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[コメント] ハリー・ポッターと賢者の石(2001/英=米)

はうぅぅ、ハーマイオニー可愛いよう〜、可愛すぎるよう〜。どうしてそんなにこ まっしゃくれてんだよぅ〜。
ホッチkiss

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







驚くほど原作に忠実で美術、衣装、キャスティングも練りに練っているというのが最初の印象です。しかし、らいてふ氏のレビューを前にしては、もはやなにも言うことはございません。えらく金のかかった原作挿し絵、という見方には強く同意いたします。そこでワタシはツボ、ツッコミどころを順不同でいくつかあげてみたいと思います。 <ツボ>  ハーマイオニー。ハーマイオニー!なななんという美少女!オヤジのロリコン心くすぐりまくられ。こまっしゃくれてタカびーだけど、ホントは傷つきやすいの....。はうぅうぅ...。

 ホウキショップのショーウィンドーに顔くっつけて、最新型のホウキにあこがれる子ども達。その気持ち分かるなぁ。どこの国の子も一緒だね。しかもそれが「ニンバス2000」だって。良いネーミング。

<ツッコミ>  クィディッチの試合はスピード感があってなかなか良かったのですが、ワタシならもすこし違った演出しましたね。例えばハリーがホウキの上に立ち上がったときは、観客が「うお!あんなワザないぞ!」とか「アレはかつて伝説のシーカーだった○○が使ったテクニックだ!」とか叫ばせればもっと盛り上がったかも。

 原作読んだときハリーの額の傷は、旗本退屈男みたいなのを想像していましたが、ちょっと違いました。まぁとるに足らない事ですけどね(笑)。

-------<追記02.2.28>---------  あまり映画評と、かけ離れてしまうレビューを書くのも気が引けるのだけれども、原作を読み進むうちに感じたことを。たぶん同じようなことをどこかで誰かが書いているかもしれません(未確認)。

 映画ではあまりふれられていなかった原作中のエピソードの一つに、ハリーが執拗に育ての親に虐待(...といっていいと思う)される場面があります。まぁこれは娯楽映画ですから、必要以上にそんな描写をすることは無意味なことでもありますし、ホグワーツでの活躍を強調するためのコントラストであればそれでいいのかもしれません。ただ、2巻、3巻と読み進むうちにあることに気づきました。魔法世界の生き生きとした描写、魅力ある登場人物たちに対し、マグルとマグルの世界を徹底して否定的に描いていると感じたことです。例えばハリーの愛箒(?)には「ニンバス2000」なんていう名前が付いていて、その世界観にリアリティを持たすのに一役買っているのに比べ、ダーズリー家のクルマにも、ウィーズリー家のクルマにも車種名はおろか、メーカー名すらありません。あまり明確に現実にある製品名を明記しては時代や地域を限定しまいがちで世界の広がりを感じづらい、という危険性はあるにしても、せめてメーカー名ぐらいは出して、イメージしやすくして欲しかったなと思います。「そういう主旨の物語ではないし、的はずれな見方」なのは重々承知ですが、マグル世界のリアリティのなさといい、マグルであるダーズリー家の人々のハリーに対する仕打ちといい(この場面は非常にリアリティがあって、震え上がる)、なにか原作者の意図的なものを感じずにはおれません。「もしかしてローリング女史は子どもの頃ひどい虐待を受けていて、それを補償するため、そこに逃げ込むためにこんな世界を自分で作り上げたのではなかろうか?」なんて穿った見方すらしてしまいます。  ちょっと精神分析医ぶってみましたが、一映画好き、一読者としてこんなことを思った次第です。

---------<訂正とお詫び02.03.14>----------  上記の文章の中で、「ウィーズリー家のクルマにも車種名はおろか、メーカー名すらありません」なんてことを書いておきながら、よく読むとしっかりメーカー、車中名とも出ておりました(汗)。ウィーズリー家のクルマは「フォード・アングリア」という、60年代のアメリカ車でした。なんでも、作者ローリング女史の中学校時代の同級生の家にあったのを、そのまま拝借してるとか。

(評価:★4)

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