しかしワタシはレニー・ゼルウィガーとリチャード・ギアとのマリオネットダンスのシークエンスがいちばん好きだったりする。ミュージカルシーンが終わった後、思わず拍手しそうになっちまったよ（ブラボー！....とは言いそうにならなかった）。

　今までキャサゼタ出演作と言えば、『エントラップメント』しか観たことなくて、そのときはセクシーさがウリの、演技は二の次なヒロインなんだなぁという印象の彼女でした。けどここまで実力派のヴォードビリアンだったとは正直度肝を抜かれた。う〜ん、キャサゼタ侮りがたし。映画の中ではその毒婦（←死語？）っぽい外見とはウラハラに、案外イイヤツだったりする。ロキシーの方がよっぽどヤなヤツ。

　映画としては『ムーラン・ルージュ』の方が好みだが、このニコール・キッドマンと『シカゴ』のキャサゼタどっちがイイと聞かれると、むむむむ.....どっちもイイ。つくづくトップ女優の才能は計り知れないと感じた、レイトショー。