役者のキャスティングがとってもよかったです。 ジュリエット・ビノシュは、小悪魔的女キャラのイメージがあったのですが、この映画の主人公にとってもあっていると思いました。 赤いメーク、赤い洋服もここまで上品に着こなし、情熱的なやさしい女性をうまく演じていたと思います。 ポネットに出ていた、娘役の子もとってもよかったし、ジョニーデップは最高でした。 ジョニーデップのあまり露出度はありませんでしたが、彼の存在感とこの役のはまり度はすごい。

映画自体はとってもあたたかく、やさしい空気に包まれたとてもいい映画でした。 チョコはいっぱい出てきたけど、宣伝やプレビューで、いかにも「チョコ映画」みたいにいいすぎで、「どうせチョコが食べたくなる映画なんでしょ」と観たことない人たちに印象を植え付けたのは逆効果だったのでは。こんないい映画なのに。