[コメント] ウォルター少年と、夏の休日(2003/米)
兄ハブ(ロバート・デュバル)の冒険と恋物語を弟ガース(マイケル・ケイン)がウォルター(オスメント)に語る。2人の“大”叔父さんにつきますね。久々のオスメント君の表情はのっぺりとしていてA.I.状態。
本作のロバート・デュバルのタフガイっぷりは同年の『ワイルド・レンジ』と並び名演です。特に本作は『地獄の黙示録』のキルゴアを思わせる。同じタイプの名優ショーン・コネリーと比べて知名度は下回るが、劇中の存在感は一枚上かな。これら2作のタフガイっぷりが評価され、出演依頼が殺到しているそうだが、これから本当に楽しみ。今年はちょうど『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』が東劇などで再公開された年にもあたり、スクリーンのロバート・デュバルに何度も逢える幸せな年です。
弟が兄を心から慕う気持ちも、名優マイケル・ケインの抑えた演技で素晴らしく表現してました。見事なコンビネーションです。
ハーレイ君のライフルをぶち放つ2人の叔父にビックリしてキョトンとする表情は『A.I.』を思わせ、もう一つ自然体にかけてるように思えた。『シックスセンス』で成功した後、『A.I.』『ペイ・フォワード』『僕の神さま』など、難役ばかり演じ続けていたので、普通の少年らしさがなくならないか心配していた私として、その意味では心配どおりであったが、今ここで普通の少年にトライしてくれたことに喜びを感じる。
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