[コメント] サヨナラCOLOR(2004/日)
監督としての竹中直人の手腕に期待していたファンとしては一気に熱が冷めてしまう程の作品だった。
かつては「小津越え」を狙ってるんじゃないかと思わせた作品もあった。そして本作でも「C・ルルーシェ越え」かと思わせるような映像さえあった。
だが、それらは表層的なものでしか無かったのかと認識させられた。
ヒロインの原田知世の心の変遷ってものが全然伝わってこなかった。って言うか、描いてたか?そこの辺り?
私が不覚にも読み落としただけなのだろうか?そうでないなら、ここまで時間をかけてフランス風大人のドラマっていうような雰囲気にしてみせていったい何を描いてたんだ?
うーん、何か「竹中直人らしく」ないよ。
いっそのこと、彼女の記憶を取り戻す為の悪戦苦闘のドタバタ劇に徹した方が彼には合っていた気がする。
これじゃ、浮気された腹いせに手近にいた医者にプロポーズするアホ女としかみえん。
うーん、何か「竹中直人らしく」ない。やはり彼は表層的な物真似監督でしかなかったのだろうか?
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